TV番組案内
今月のトピックス
特集・障害者と戦争~ウクライナ侵攻から考える~
2022年4月24日(日) [ラジオ第2] 午前7時30分〜8時00分
(再)2022年4月24日(日) [ラジオ第2] 午後7時30分〜8時00分
(再)2022年4月30日(土) [ラジオ第2] 午後3時15分〜3時45分
放送内容
視覚障害者に関連したニュースや話題、コラムなど、マガジンスタイルでお送りしている「今月のトピックス」。
特集は緊急企画、ロシアのウクライナ侵攻から考える「障害者と戦争」。
「連日のロシアによるウクライナ侵攻の報道を聞くと、心がえぐられるようだ・・・」。貧困問題に取り組んでいる作家で活動家の雨宮処凛さんが自身のオンラインマガジンに投稿した言葉です。雨宮さんは、ロシアの侵攻とイラク戦争を重ねながら、経済制裁下のイラクで、制裁によって病院から薬がなくなり、次々と命を落としていく子どもたちの姿を思い出しました。今、ウクライナでは、ゼレンスキー大統領が総動員令に署名し、18~60歳までの男性の出国が禁止。「病気や障害がある人はどうするのか?24時間介助が必要な人はどうするのか?」と雨宮さんは問いかけます。
そして、日本障害者協議会代表の藤井克徳さんも、ウクライナの障害者を憂う一人です。最近、ウクライナの同胞にあてて、詩「連帯と祈り ウクライナの障害のある同胞(はらから)へ」を発表。そこには、戦争がいかに障害者にとって人権を奪われる惨いものかが綴られ「とにかく逃げて生き延びてほしい」という願いが記されました。今、藤井さんはウクライナの障害者団体と連絡を取り、何ができるかを模索しています。
かつて太平洋戦争では、兵力や労働力になれない障害者たちが、白い目で見られ人権を奪われました。もう、同じことがウクライナで繰り返されてほしくない――。そしてかつての戦争のように障害者を生み出してほしくない――。
放送では、ウクライナに思いを寄せるお二人をゲストに招き、障害者と戦争、さらには生産性で命が序列づけられるような日本の現状に疑問を投げかけ、本当の意味での『平和』とは何かを考えます。
出演者
雨宮処凛さん(作家/活動家)
藤井克徳さん(日本障害者協議会代表)
宇野和博さん(筑波大学附属・視覚特別支援学校教諭)
高山久美子
障害者×戦争 バリバラ
戦争のさなか、兵隊として戦争に協力できず、「役立たず」と差別された障害者。一方、視覚障害者が、敵機の来襲を監視する”防空監視員”として任務にあたるなど、多くの障害者が「国の役に立とう」と戦争に協力しようとした事実も明らかになっている。障害者は戦争の時代をどう生きたのか。何が戦争に向かわせたのか、番組では、戦争を知らない世代の障害者たちと一緒に考える。
再放送8月10日(金)0:00(木曜深夜)
NHK Eテレ
NHKスペシャル
初回放送
2018年7月21日(土)
午後9時00分~9時49分
相模原市の津久井やまゆり園で、重度の知的障害者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件から7月26日で2年になる。「意思疎通できない障害者は不幸しかもたらさない」。植松聖被告が語った動機は社会に大きな衝撃を与えた。
いま、植松被告に直接向き合うことで、事件を乗り越えようとしている人たちが相次いでいる。重度の知的障害のある娘を育ててきた学者や、福祉を志す女子学生など・・・。それぞれが植松被告と、接見や手紙のやりとりをしながら事件と向き合おうとしている。
さらに、事件が福祉の現場に突きつけた重い課題を乗り越えようと、実際に行動を起こし始めた人たちもいる。NHKでは、やまゆり園の入所者や家族を事件直後から取材。“見えにくかった”障害者の意思を丹念にくみ取り、本人が望む日常生活を送れるようにしようと、新たな取り組みを始めている。
“戦後最悪の大量殺傷事件”の教訓をどう受け止め、未来につないでいけばよいのか。被害者や家族、そして事件と向き合った人たちの2年を記録し、きれい事ではない本当の意味での共生とは何か、考えていきたい。
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