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インド洋に浮かぶモーリシャス諸島。 サンゴ礁に縁取られた美しい海は、何千種もの生きものたちのすみかでもあり、「神はモーリシャスを真似て天国を作った」と形容されるほど、世界で最も美しい場所の1つです。

7月26日(日本時間 以下同じ)、この美しい島の沖合で、日本の長鋪汽船が所有し、商船三井がチャーターする貨物船「わかしお」が座礁して破損しました。これまでに流出した重油等は約1,000トンにのぼっています。
「わかしお」が座礁したポワントデスニーは、湿地保全を定めたラムサール条約(*1)の指定地域にも近く、絶滅危惧種の植物やチョウが暮らすマングローブや干潟が広がっています。
重油汚染は、何年にも渡って、モーリシャスの生きものたちと人々に影響し続けます。専門家は、重油に含まれる物質によってサンゴが白化し、魚たちにも影響するリスクも指摘しています。(*2) 島で暮らす人々の食料や、健康への被害も懸念されます。・・・