7.11 医療観察法医療観察法を廃止しよう!全国集会 
2020年7月

コロナウィルス感染症対策のため、今年の医療観察法廃止全国集会はZOOM集会と並行して開催されました。京都からは、京都府立洛南病院の建替えに伴って医療観察法治療病棟が建設されようとしている問題が報告されました。京都府の姿勢は情報開示の観点からもおかしいのですが、何より精神障害当事者へのヒアリングを行っていない点は重大な問題です。国の障害者政策委員に精神障害当事者がいない(知的障害当事者もいません。)ことが、自治体の障害者政策にも悪影響をもたらしているのではないでしょうか。6月28日に開催された集会の決議文に問題点が整理されています。
6月036
DSC_0012医療観察法での処遇を体験した当事者の話は、パソコン機器の不具合で残念ながらよく聞き取れなかったのですが、自らの体験を語ってもらったことに対して私たちは応えていく必要があると思いました。
精神科医の伊東哲寛さんが、昨年の集会に引き続き北海道の刑務所敷地内に建設されようとしている医療観察法治療病棟の問題点を語り、大阪精神医療人権センターの有賀譲慶さんが市中感染の2.3倍もの感染率となっている精神科病院におけるコロナウィルス感染症の集団感染の問題を報告しました。これは高齢者も知的障害者も入所施設(集団生活を送るGHも)が直面している重大な問題です。もちろん、日の出福祉園も他人事ではありません。

今回は交流会がありませんでした。年2回開催されているこの集会は交流会がとても有意義なのですが、今回は感染対策のために実施されず。とにかく、コロナ感染症流行が早く収束してほしいと思います。(林)


これまでの集会
2011年