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LGBTの子を持つ家族有志
私たちはLGBTの子どもたちを持つ親です。
「LGBTの人たちは生産性がない」とした「新潮45」での杉田水脈議員の発言をみて、非常に怒りを覚えています。
もう自分たちの子どもがこんな風に言われるのは我慢ができません。 

ただでさえ、普段から自分の性別や好きになる相手のことで思い悩み、「普通じゃない」といった理解のない言葉を投げかけられ傷ついています。 

そんな中、10代の子どもたちはSNSで拡散されている杉田議員のニュースをみて、さらに不安定になっています。
日本の社会をよりよくするのが仕事のはずの政治家から発せられた発言が、子どもだちの心をさらに傷つけ、えぐっています。
今回のニュースがきっかけで「とにかく怖い」「不安で眠れない」「自分が自分でいいのかわからなくなった」という子もいます。そして怒っています。 

そもそも、子どもを産めないということは「生産性がない」ということなのでしょうか。
「生産性がない」人間は生きてはいけないのでしょうか。 

杉田水脈議員は今回の記事のみならず、何年も前からLGBTの人たちへの差別発言を繰り返してきました。
過去のYouTube動画では、同性愛者の自殺率が他の人たちよりも高いことを、信じられないことに笑いながら話していました。
他人とちがうことに追い詰められ、自らの命を絶とうと思う子どもがいるなんて、こんな痛ましいことがあるでしょうか。
一体何がおかしいのでしょうか。

 小学生のトランスジェンダーの子どもが、この動画を見てとても怒っています。
それをみている親の気持ちを想像してください。 

小学校に通う子はクラスでカミングアウトをしましたが、同級生の子どもたちは受け止めて、今も仲良く一緒に毎日遊んでいます。
小学生の子どもたちの方が、差別をする政治家たちより賢いのです。 

しかし驚くことにこの発言の報道の後、杉田議員は、自民党に所属できてよかったと言いました。
これほどまでに人を傷つける発言をしながら、「自民党では大臣クラスを含め、先輩の議員方が杉田議員の言っていることは間違ってないのだと励ましてくれる」そうです。
事実なんでしょうか? 

自民党の中でもLGBTについて真剣に考え、理解促進の法律作りを進めている議員たちがいると聞いています。
本音は、LGBTを傷つけ、同性愛者の自殺でさえおかしく笑うような政治家と同じなのでしょうか。 

杉田議員は、LGBTの人たちは不幸だと言いました。
しかし私たちの子どもを不幸にするのは、LGBTであることではなく、LGBTに対してこのような差別をする人たちがいるからです。 

親が子どもを受け入れても、社会に差別があれば、親は子どもを守ることができません。

・自民党はLGBT差別を繰り返す杉田水脈議員にきちんと向かい、ダメなものはダメと示してください。

・そのために、自民党は「LGBTは生産性がない」という発言に対して杉田水脈に謝罪会見を開かせてください。

・態度を変えないようなら自民党から除名してください。そして、二度とこういうことが起こらないよう、差別を許さない法律を作ってください。
LGBTの人たちも、そうでない人たちも、今回の発言をおかしいと思った人はともに声を届けましょう。  

LGBTの人たちも、そうでない人たちも、今回の発言をおかしいと思った人はともに声を届けましょう。