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練馬区と練馬区教育委員会: 練馬区内の教育機関や図書館において、「はだしのゲン」を撤去することなく、従来どおり、子どもたちが自由に閲覧できるようにしてください。

発信者: 「はだしのゲン」の自由閲覧を求める練馬区民の会
東京都
「はだしのゲン」を有害図書として、教育現場からの撤去を求める陳情が練馬区に提出されています。

こうした本を教育現場から締め出すことは、「表現の自由」「図書館の自由」「子どもたちの知る権利」の侵害に他ならず、「アニメ・マンガのまち」を標榜し、[非核都市宣言]を有する練馬区にあってはならないことです。

原爆の悲惨さを、自分自身の実体験をもとに漫画化した中沢啓治の「はだしのゲン」は、世界各国で翻訳され、現在の世界的な核廃絶の世論を形成する大きな力となりました。また、「はだしのゲン」が表現している日本軍の中国などに於ける行為の描写は、普段はやさしい、ごく普通の人間が、戦争という極度の恐怖に追い込まれたとき、想像を絶する蛮行に及ぶことを伝えるものであり、現実を直視することによって、未来に生きる子どもたちが、再び戦争に突入することのない、平和な社会を築くことを、マンガを通して訴えたものです。

「はだしのゲン」が各国語に翻訳され、原爆の悲惨さ、戦争の真の姿を描いた良書として各国で読まれていることこそ、この本の表現する内容の価値を雄弁にものがたっていると言わなければなりません。

私たちは練馬区が、いかなる圧力にも屈することなく、これまでと同様に子どもたちが自由に「はだしのゲン」を閲覧できるようにすることを願っています。    

2013年10月 

『はだしのゲン』の自由閲覧を求める練馬区民の会 呼びかけ人(アイウエオ順)

有原誠治(映画監督) 
大柳武彦(ねりま九条の会事務局長) 
菊池 紘 (弁護士)
小岩昌子(平和運動)
古賀義弘(嘉悦大学名誉教授)
高阪由紀江(原発を考える会@ねりま)
小沼稜子(女性運動) 
神津眞久(市民運動) 
田場洋和(練馬地域の会) 
永田浩三(武蔵大学教授)
森田彦一(練馬・文化の会)
 
私たちの目標と行動 

※ 私たちはこれまで、11月4日までに1000名の賛同署名を集めることを目標にしていました。その1000名は、みなさまのご協力により、10月29日正午に達成することができました。しかしながら、私たちの真の目標は、『はだしのゲン』の教育現場からの撤去を求める陳情」を不採択にすることです。したがって、11月4日までの第二次目標を3000名と再設定して、この賛同キャンペーン署名を継続することにしました。

※10月31日18時に、練馬駅頭にて『ゲン』の自由閲覧を守れの賛同署名の呼びかけと、街頭宣伝活動を実施します。

※10月31日までに集まった賛同署名は、11月1日の午後に、練馬区教育委員会に提出します。 

※『ゲン』の教育現場からの撤去を求める陳情は、11月5日の練馬区教育委員会で審議される可能性が大です。したがって11月5日朝、4日まで集約された賛同署名を教育委員会に提出します。そこで継続審議となれば、さらにこのキャンペーンを延長します。

みなさまに、引き続きのご協力を強くお願い致します。