ハートネットTV「ブラック企業に立ち向かえ」
NHK Eテレ 5月27日放送
再放送は6月3日(月)午後1時5分~1時34分

NPO法人POSSEがとりあげられました。
POSSE代表の今野晴貴氏は、
「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」http://blogs.yahoo.co.jp/nkl3doai/10218931.html
「日本の労働はなぜ違法がまかり通るのか?」http://blogs.yahoo.co.jp/nkl3doai/11048121.htmlの著者です。

取材されていたケースはほんの1,2例でしたが、長時間労働、タダ働かせの実態は本当にすさまじいもので、現代の女工哀史と言えます。

今野氏は企業間の競争の激化はブラック企業の発生する理由にならないと言います。また、競争の激化に関係なくブラック企業は急成長しているとも。それは無茶苦茶な社員の扱いをしているからです。新入社員の3年以内の離職率が50%、5年以内で80%というユニクロのように、急速に事業拡大して利益を上げる企業は、ブラック企業に近い実態があるのでしょう。

これは、営利ビジネスの世界だけではありません。社会福祉は「買う福祉」へと政策が転換される中で、営利企業の参入が図られてきました。介護保険の在宅系、住居系の福祉サービス事業所は、多くの民間営利企業が事業を担っています。急速に事業展開しているところは、出資者への配当がある株式会社だけでなく、社会福祉法人であれNPO法人であれ、要注意です。

では、私たちの職場はどうでしょうか?秋川ハイム開所後、翌年にはもう東秋留に二つ目のケアホームを作ろうとしていた当時の東京事業本部。居宅介護事業所のひゅーまんネット西多摩は、事業認可を受けないままに事業を行っていました。(現在は事業廃止。)多くの問題を抱えている現在よりも、はるかにズサンな労務管理だったあの当時、東京事業本部長の主観的な熱意と勢いだけで事業拡大していたら、もう今頃は正真正銘のブラック企業となっていたことでしょう。
         (ジジ

再放送は6月3日(月)午後1時5分~1時34分です。ぜひご覧ください