東京都委員会が、高校日本史副読本「江戸から東京へ」を修正するとの事です。
「教科書『江戸から東京へ』の内容の一部修正について 平成25年1月24日  教育庁」  http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/01/20n1o400.htm

碑の全文です。
「1923年9月発生した関東大震災の混乱のなかで、あやまった策動と流言蜚語のため6千余名にのぼる朝鮮人が尊い生命を奪われました。私たちは、震災50周年をむかえ、朝鮮人犠牲者を心から追悼します。この事件の真実を識ることは不幸な歴史をくりかえさず、民族差別を無くし、人権を尊重し、善隣友好と平和の大道を拓く礎となると信じます。思想、信条の相違を越えて、この碑の建設に寄せられた日本人の誠意と献身が、日本と朝鮮両民族の永遠の親善の力となることを期待します。1973年9月関東大震災朝鮮人犠牲者追悼行事実行委員会」 

都教委の修正案では、
『関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」は震災発生50年にあたる1973年(昭和48年)に立てられ、碑には、大震災の混乱の中で「朝鮮人の尊い生命が奪われました。」と記されています。』とされています。 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/01/DATA/20n1o400.pdf

これでは、碑の意義がまったく伝わりません。あたかも自然災害で朝鮮人が死亡したかのような記述です。なぜ、尊い生命が奪われたのか?日本人に殺されたからです。日本人の過去の過ちを決して認めたくない人たちは、都合の悪い事をぼかそうとします。こんな教育委員会が、日本人としての自覚や誇りを唱えて国旗国歌を強制しています。

何が良くて何が悪かったのか?総括をせずあるべき方向への道筋=理屈を語らず、熱い思いを強調して気持ちの問題にすり替えてきたこれまでの同愛会東京事業本部も、これと同様の思想構造でした。                                              (ジジ