第10回団体交渉議事録確認作業 その5
11月29日、日の出福祉園労務担当者に以下のメールを送りました。
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●●様
法人案④を確認しました。
それとも法人は、「必要性を認めたわけではないが、否定したわけでもない」と、曖昧な形でまとめたいと考えているのでしょうか?ならば、日の出福祉園に求められる医務管理職のあり方を医務会議で議論することや、実際のヘッドハンティングの可能性など、その後に議論した内容と全くつながりません。実際、11月労使懇談会では医務に求められる看護師長像を話し合っています。議事録は反訳文でなく要約なので、時系列に沿って文脈をつかんで案を提示してください。
また、「職員である看護師でも確保出来ない中で」の追加部分がなくても、組合案③で十分に文意は明確です。法人案④はさほど意味のない、ためにする追加です。
ここのところ、議事録確認作業の遅延が目立つ事を●●さんにお伝えしていました。今回も団交から1ヵ月が経とうとしているのに、相変わらず法人が意味が通らない修正や些末な追加を重ねるのであれば、意図的な引き延ばし工作だと判断せざるをえません。
ご存じのように、これまでの組合案は第10回団交の中での本吉さんが議事録に残してもいいと言った本吉さんの軽口発言と、それを組合に謝罪したことをあえて記していません。組合案③を再度ご確認ください。それでも案④を提示するのであれば、組合は本吉さんの軽口発言と謝罪に関する部分を記載した案⑤を提示します。
よろしくお願いします。
林
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すると、その日のうちに以下の返信がありました。
すると、その日のうちに以下の返信がありました。
林様
以下、本部長からの伝言です。
ご確認願います。
●●
□議事録作成(協約)にあたって
・議事録が労働協約となり拘束されるため、言葉を選んで発言している。
・したがって、発言を正確に議事録に記すのは当然である。
・自分に都合よく編集するのは、不当である。
・また、議事録を正確に記すことと、法人のやる気は別次元の問題である。
・言葉を選んで発言するのは、言わば大人の知恵である。
・正確に記録しないのであれば、署名押印はできない。
・不満があれば、次の交渉で話し合いましょう。
ここには議事録確認遅延への一片の謝罪もありません。合意内容について組合との認識の違いがあるのなら、事務折衝を行って労使間の認識をすり合わせるのが労使関係を建設的に構築する姿勢です。それが「大人の知恵」でしょう。しかし、本吉究本部長は「不満があれば、次の交渉で話し合いましょう」と次回団交に先延ばし、議事録確認作業を放棄しています。こんな姿勢が通れば、使用者はいくらでも団交での労使合意確認を先延ばすことが可能となります。
組合は議事録確認作業を進めるために、案⑤を法人に提示します。(林)
組合は議事録確認作業を進めるために、案⑤を法人に提示します。(林)