第10回団体交渉概要
10月31日に開催された団体交渉の概要です。
要求項目
1. 虐待防止策について
① 身体拘束廃止の方針を利用者、家族、職員、地域社会に明確に示し、身体拘束適正化委員会の名称変更のために職員からの意見を募集すること
➡10/18付メールで施設長より名称案の募集呼びかけがあった。組合は第9回団交で本吉本部長が提案した「身体拘束廃止を目指す会」の名称に同意し、その名称をあらためて園内メールで提案することとした。身体拘束等の適正化のための同愛会の指針の策定進捗状況を伊倉事業所長が職員周知することとなった。
2.日の出福祉園における医療体制について
① 医務スタッフの夜勤を月6回以内にすること
➡組合は、9月と10月は最大7回、11月は9回となること、さらに日勤看護師不在日は夜勤明けで日勤業務を昼過ぎまで行っていることを指摘した。
② 医務スタッフの育成プログラム、職場定着のための方策を 2022 年度事業計画と併せて職員に示し説明すること
➡11月、12月の医務会議に伊倉事業所長が参加し、上記について医務スタッフと話し合うこととなった。
③ 看護師募集の在り方について医務と協議し、募集方法と応募状況を医務に逐次開示すること
➡法人は、組合が緊急要請した「福祉の仕事就職フォーラム」への応募を行った。
組合は、ジョブメドレーの応募文章が実態と合わないこと、新卒可となっていること、eナースで常勤契約職員なのか正規職員なのかあいまいな募集になっていることを指摘した。
法人は、応募文や記載項目について医務と協議の上で各媒体に募集広告を載せることを合意した。また、医務への派遣職員の導入の是非も含め医務と協議を行うことを合意した。
法人は、応募文や記載項目について医務と協議の上で各媒体に募集広告を載せることを合意した。また、医務への派遣職員の導入の是非も含め医務と協議を行うことを合意した。
④ 法人 HP に看護師募集案内を掲載すること
➡合意が得られず。
⑤ ジョブメドレーに保健師、助産師も募集に加えること
➡組合は、第9回団交合意の通り、保健師、助産師も記載されたことを確認した。
⑥ 医務に看護管理、人材育成、チームワーク調整に当たる管理職を配置すること
➡法人は医務管理職の必要性を認めた。
以下は時間不足で議論できず。
次回第11回団体交渉は来年1月12日木曜日となった。
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⑦ 定期的に嘱託医と医務スタッフと懇談を行い、利用者さんの重度高齢化への対応を協議すること3.公平かつ公正な職員登用をおこなうこと
① 新人職員の前歴・臨床経験のチームでの共有をはかること
② ジェンダー平等実現のために日の出福祉園の方針を職員に示すこと。また、管理職の半数に女性を登用すること
4.労働者代表、労働組合、第三者委員を構成メンバーに加えたハラスメント委員会を設置し、職員からのハラスメントの訴えを東京事業本部管理職だけで認定しないこと
5.2021 年 4 月 1 日施行の契約職員就業規則・給与規定について
① 非常勤契約職員に常勤契約職員同様に職務手当、扶養手当の支給を規定すること
② 常勤、非常勤に関わりなく、賞与を「支給することがある」という曖昧な規定を廃し、正規職員同様に支給を明記すること
③ 常勤、非常勤に関わりなく、雇用契約を更新した職員の昇給を明記すること
6.無期転換職員就業規則について
① 定期昇給を明記すること
② 非常勤無期転換職員に賞与を明記すること