2020年度も労働者代表として立候補します。
2020年度も労働者代表として立候補します。労働者代表は各種の労使協定締結や就業規則変更の際の意見書の青梅労働基準監督署への提出などの役割があります。しかし、これまでもお知らせしてきたとおり、労働者代表には法人との団体交渉権はありません。労基法上のいわば形式代表に過ぎない労働者代表ですが、団体交渉権を有する労働組合、ゆにおん同愛会の代表である私が日の出福祉園の労働者代表となることで、これまでも労働条件に関する事柄を、法人との団体交渉や労働安全衛生委員会等の様々な活動で改善してきました。
日の出福祉園の人手不足はもう極限状況です。昨年度は36協定違反、超勤手当未払い等で青梅労働基準監督署の指導を受けて一定の対応がなされましたが、その後も人手不足はますます進行しており、労基法違反が生じやすい職場環境にあることには何ら変わりがありません。
最も懸念されるのは職員の健康問題です。私たち職員が倒れれば、利用者さんの生活が成り立ちません。労働安全衛生活動は、利用者支援のベースです。新棟引越しと利用者の暮らし変えにともない、1人夜勤が始まっています。2時間の休憩が1時間になるなど、労働安全衛生面では明らかに厳しい状況となりました。同時に、1人当たり月7回、8回だった夜勤回数が、5,6回に抑えられています。恒常的な人手不足のもとで、以前のような働き方が困難になっています。これは職員、利用者双方に不幸なことです。
これは、障害者サービス報酬が低く抑えられていること(低賃金労働を前提とした制度設計)が問題の根本です。この状況で、法人全体で労働安全衛生活動に全力を注ぐ必要がありますが、法人の認識はそこに至っていません。ゆにおん同愛会は法人が労働安全衛生活動に力を入れ職員が健康で働き続けられる職場をつくるよう、法人との交渉を続けます。
2020年度もよろしくお願いいたします。
医務 林武文
医務 林武文