2019年01月

利用者(ケース)に始まり、利用者(ケース)に終わる

利用者(ケース)に始まり、
利用者(ケース)に終わる

今年度の東京都事業本部の実践報告会のメインテーマは、《利用者(ケース)に始まり、利用者(ケース)に終わる》
イメージ 1
各分科会の発表は興味深いのですが、このテーマはいただけません。これは今年度の職員研修でA東京事業本部長が職員に述べたフレーズですが、あまりのいいかげんさに、私は質疑応答で批判的意見を述べました。「さんざん利用者中心と言いながら最後にケースって何なのか?これまでの文脈で言うのならユーザーというべきではないのか?」「利用者さんに向かって『あなたはケースだ』と言えるのか?」と指摘しましたが、言葉のアヤだ、今は職員研修だからケースと使っていると木で鼻をくくるようなA東京事業本部長。果たしてこのフレーズは再考されることなどなく、今年度の実践報告会のメインテーマに格上げ。

ケースとは「事例」であって、普通は利用者個人をケースと言いません。「ケースカンファレンス」や「困難ケース」などと使用されるように、特に問題性のある事例を指します。「うまくいっているケース」であっても、それは専門家によって定義づけられ、カテゴライズされたものです。徹頭徹尾、専門家による専門家のための専門用語なのです。障害当事者が自らをケースだと自称しません。障害当事者一人ひとりは事例ではなく人格を持った個人だからです。

メインテーマというからには当然明確な主題や問いが設定されていなければいけないはず。職員服務心得じゃあるまいし、これでは「支援のドラマ」同様、論理性のないイメージだけのキャッチコピーではありませんか。高尾山頂で利用者さんの名前も顔も知らない新人職員に決意表明をさせていたかつての新人研修と、根本的姿勢において何ら変わりません。昨年度の「『相互主体』による人生(存在)支援」の方がまだ実践報告会らしいテーマです。
利用者にわざわざ(ケース)とカッコつきで表記、しかも反復しているのがなんとも嫌らしい・・・。疑問を感じて意見する職員はいなかったのでしょうか?ここに東京事業本部の思想性のなさや、上意下達で修正のきかないお役所体質が表れているのではないでしょうか?

A東京事業本部長!ケースに始まりケースに終わるとはいったいどういう意味ですか?あなたは利用者さんに向かって「あなたはケースだ」と言えますか?あなたにとって利用者さんは単なるケースですか?ケースに終わってしまったら障害当事者の人生に寄り添うことなどできないのでありませんか?あなたが障害当事者なら、利用者をケースといってはばからない支援者たちのサービスを利用したいですか?

A東京事業本部長!支援はスポーツではないのです。東京事業本部がこのままでいいのか真剣に考えて下さい。組合の情宣活動の影響で職員の応募者が少ないなどと組合に言いがかりをつけるのではなく、まずあなたが事業本部長として社会福祉を学び基本的な知識を身につけ、対人援助についての一定の見識をもって下さい。役職に胡坐をかくのではなく謙虚に自分の時間と金を使って学んでください。学ばないのに我が強い人は支援者ではありません。まして事業本部長など務まりません。高山理事長に今のような働きぶりを求められていますか?
日の出福祉園 医務 林武文

今年も、沖縄ドローンプロジェクトにご協力ください。

イメージ 2イメージ 1

[職場闘争]不当労働行為救済申立・日本知的障害者福祉協会事件 第7回調査報告

東京南部労働者組合・日本知的障害者福祉協会 BLOG
イメージ 1
不当労働行為救済申立・日本知的障害者福祉協会事件 第7回調査が、2019年1月17日(木)10:30から東京都労働委員会審問室において行われた。協会側は協会顧問弁護士と太田常任理事、古屋総務課長、三浦政策企画課長。我々組合側は当該組合員の他、南部労組の仲間6名が集まってくれた。

証人出席の審訊でどう協会の不当労働行為を言論戦の中で展開できるのか、次回はいよいよ審問へという最後の調査である為、労働委員会に我々組合にこれまで提出して来た書面や証拠類で不当労働行為事実の十分な理解を得られているのか、これが最後の機会かと思うと、此れ迄に無い緊張感で臨んだのであった(当該は。他の組合員は今日はそんなに心配することはないよと言ってくれたが)。 続きを読む →

絶望の自衛隊、絶望のマスコミ

絶望の自衛隊、絶望のマスコミ

マスコミがレーダー照射問題、徴用工問題で、全て日本政府の主張が正しいという大前提で韓国政府の姿勢を批判的に報道するのは、いったいどういうことか?!日本と韓国双方の意見を客観的に検証する報道こそはマスコミの役目ではないのか?

驚き、また呆れるのは、河野克俊統合幕僚長が韓国の姿勢を「極めて不適切で遺憾だ」と述べたこと。「われわれは(レーダー照射の)確固たる証拠を持っている。韓国側は真摯(しんし)に受け止め、事実を認めて再発防止に努めてほしい」だと・・・。外交問題に影響する発言を自衛隊トップが平然と行うのか!国際政治に自衛隊が意思表示を行なうのであれば、文民統制に反するではないか!マスコミはこの発言を全く問題にしないし、「JAPAN NAVY」も全くスルーしている。いつの間に自衛隊は日本海軍に?
イメージ 1
横暴な政府に強いられたのではなく、下々の民がこぞって政府に同調し、かつて日本はアジア諸国を侵略し、無謀な戦争に突き進んだ。いま、政府も自衛隊もマスコミも、そして下々の私たちまで、一丸となって戦争に突き進んでいる。(林)

[告知]2・9刑法全都実 総会・集会「職場と過労うつ体験―休職・復職など―」

東京南部労働者組合・日本知的障害者福祉協会 BLOG

当該組合員は30代に鬱を発症し、2ヶ月の休職(病休)を経、周囲の人達の助けもあって、何とか職場復帰することが出来た経験がある(当時は)。現在も時折通院して、睡眠薬や抗不安薬を処方してもらい、服用しているが、幸いにも嘗ての様な症状には悩まされていない。

以前から、お会いする度に自身の精神疾患や服用していた精神科薬について話が盛り上がる間柄(笑)だった「刑法改悪阻止!保安処分粉砕!全都労働者実行委員会」(全都実)のYさんから、今度の全都実集会で当該が鬱から快復に向かい、職場復帰を果たした経緯をお話し頂けないかとの依頼があった。
急性期でどん底だったのは随分昔の話ではあるし、必ずしも“過労”が原因で鬱状態に陥った訳でもないので、どうしようかと思ったが、私で良ければ…ということで引き受けることにした。
…と言う訳で、「過労うつ」に限った話題提供や大した体験談はできないが、発言する機会を与えて下さったので、此処に告知致します。

総会での保安処分関連の現状と提起や三多摩合同労働組合・鶯喘庵の方の発言の、“おまけ”として、自分の経験を御清聴頂ければ幸いです。
お時間がありましたら、是非御参集下さい。■

2・9刑法全都実 総会・集会「職場と過労うつ体験―休職・復職など―」
 全都実は2018年も医療観察法廃止の闘いを継続するとともに、法制審議会少年法・刑事法部会に対する抗議の闘いに取り組んできました。法制審議会は、全都実総会を開く2月にも答申が出されるかもしれない状況にあります。総会部分で今後の闘いをどうするかの案を提起してご意見を伺いたいと思っています。

 集会部分は、このところ取り組めていなかった精神障害者と職場の問題として、過重な仕事からうつを発症、休職という経験を持つ全都実加盟組合の組合員お二人からご自身の場合を話していただき、それぞれの組合メンバー他参加者で交流、意見・情報交換ができればという企画です。

 多くの方のご参加をお待ちしています。 —— 2・9集会呼びかけビラから
【日 時】 2019年2月9日(土)13: 30~17: 00
【場 所】 中野商工会館大会議室(東京都中野区新井一丁目9番1号) JR中野駅北口から徒歩7分
【参加費】 500円
【内 容】 総会・基調報告他 集会「職場と過労うつ体験―休職・復職など―」(提起 三多摩合同労働組合・鶯喘庵当該/東京南部労働者組合・日本知的障害者福祉協会当該)
【主 催】 刑法改悪阻止!保安処分粉砕!全都労働者実行委員会(東京都板橋区板橋2-44-10-203 北部労法センター気付)
プロフィール

人間平等!

最新コメント
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ