2018年07月

中学道徳の教科書 採択の教育委員会を傍聴しよう

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ボーナスの支払い根拠

全国一般三多摩労働組合ブログ「労働組合のお仕事」

 中央労働委員会に会社が不服申し立てをしている木村建設(本社 羽村市)事件での、会社の不服の理由に対する反論を書きながら、こんな風に会社を指導する弁護士が増えると困ったものだなあと思ったことが多々あります。
その一つが、ボーナス支払いに関する会社の交渉応諾義務です。

東京都労働委員会からの救済命令は、①「組合が結成された事により、『弁護士代がかかる』としてボーナスを支払わない」と社長が述べたことが支配加入である。②組合が結成されたことにより「ボーナス」を半減したことが不利益取り扱いである。というものです。

これに対し、会社側が反論しているのは「ボーナスの支払いは社長の裁量なので、支払うも支払わないも、社長が決めることだから、払わなくとも半額にしても不当労働行為にはならない」「ボーナス支払いは就業規則に記載していない」ということです。

それで組合は次のように反論しました。
①就業規則は周知されていないと効力がない(木村建設では不当労働行為があった2015年夏時点で就業規則を見たことがある従業員がいなかった)ので、就業規則の記載は関係ない。
②ボーナスを年3回支給することが、求人票に記載されているので、ボーナス支給は入社時に契約した労働条件である。
③毎年前年支給分よりもUPした金額で支給されているので、ボーナス支給を見込んでローンなどを組んでいる。従業員らは支給されることについて期待権を持っている。

木村建設の場合、上記に記載した通りの事情で「組合結成」を理由に「支払わない」とすることや「前年半額支給」とすることが不当労働行為になるわけです。
そして、不当労働行為ばかりでなく、ボーナス交渉の請求根拠もここにあります。

そもそも、ボーナス支給は法律に義務として定められたものではありませんが、労働条件問題なので会社側に団体交渉応諾義務があります。就業規則に定めていても、いなくても、誠実に団体交渉を開催しなければならない事項です。就業規則に支払わないと決めていても、就業規則変更要求も含めて、会社は誠実に団体交渉に応じなければなりません。木村建設のように、「社長の胸先三寸で支給額を決めている」という中小企業であれば、その社長の胸先三寸の内容をわかりやすく組合に説明しなければなりません。そして、「胸先三寸」といえども、以下の内容は回答してもらわないと、組合は妥結の判断が難しくなります。
①全社員への支給総額
②平均支給額(平均年齢)星2️加重平均で求めましょう
③勤怠査定の有無と査定基準
④考課査定の有無と査定基準

会社の経営状態が厳しいから出せないなどの回答があったら、経営資料を出してもらいましょう。
経営数字を読み込んで、ボーナスを出せる余地があるのかないのか、組合としても検討してしっかり交渉をしましょう。
今月7月21日(土曜日)の組合交流会は、経営資料の読み方をやります。組合のスキルをアップさせて、ボーナスUPに繋がる交渉をしていきましょう。

第32回団交議題整理

第32回団交議題整理

7月20日の事前事務折衝の結果、次回団交の議題は以下の順番となりました。
1.福祉保育労東京地本2018年春闘統一要求
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2.日の出福祉園独自要求 ③→①の順。②については8月中に日の出福祉園での説明会の実施が決定しましたので団体交渉では議論しません。
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3.6月6日提出の追加要求議題については、高山理事長出席要求を法人が拒否していますので、議論ができない状況です。
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次回団交は9月に複数の候補日を法人が組合に提示します。議題が多岐にわたるため一回では終わりません。毎月の団交継続を前提に日程調整することが決まりました。

「吉田寮を取り壊さないで!」 

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発信者:吉田寮自治会 宛先:京都大学 副学長 川添信介 、2人の別の宛先
私たち吉田寮自治会は、京都大学総長の山極寿一氏、副学長の川添信介氏に以下のことを求めます。

1)2017年12月19日に示された「基本方針」を撤回すること
2)寮自治会との確約(歴代の副学長と取り交わしてきた文面化した約束)を引き継ぎ、公開の場での話し合いに応じること
3)吉田寮現棟の老朽化対策については、寮自治会との話し合いの上で決定すること

吉田寮の現在
吉田寮は、築100年以上の現棟と2015年に建てられた新棟からなる京都大学の学生寮です。
現在250人以上の寮生が住み、自治寮として寮運営を学生たち自身で行ってきました。
大学とは、これまで担当者と公開の場で話し合い、吉田寮に関する約束を交わしてきました。
ところが、2015年に担当となった川添信介副学長は、公開の場での話し合いは行わない・少数の寮生代表としか会わないと発言し、これまでの方法や約束を一方的に無視したため、話し合いを持てずにいました。

大学当局の突然の決定

高山理事長団交出席再要求への法人回答

高山理事長団交出席再要求への法人回答

7月20日本日、第32回団交への理事長参加の再要求への法人回答を受け取りました。稲田前防衛大臣を想起させる針の飛んだレコードのような回答でした。ご飯論法にすらなっていないリフレインは、回答としての意味をなしていません。さらに誤字、主語のねじれと文章の劣化が著しく、これまでの数々の不誠実な回答とは格段の違いです。根本的に日本語のコミュニケーションが成立していません。
A東京事業本部長は、連日の殺人的な猛暑で熱中症になっているのでないか?A東京事業本部長、あなたは今仕事をしている場合ではないようです。一刻を争う事態のようですので、早急に医療機関を受診することを勧めます。
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