2018年度日の出福祉園労働者代表に立候補します。
管理職の指名という違法な状態だった日の出福祉園労働者代表選出が、職員の選挙による選出となって8年が経ちます。労働者代表選挙の実施はゆにおん同愛会第1回団体交渉議題でした。そこでの労使合意にもとづき実施され、今日に至っています。
労働者代表は法人との交渉権を持たない、いわば形式的な代表ですが、団体交渉権をもつ労働組合の代表である私が労働者代表となることで、実質的代表として機能することができます。2017年度は改正育児介護休業法にもとづき同愛会育児休業規程が改定されました。改定案には、労働者代表として青梅労基署への意見書の添付だけではなく、同時に改定されたハラスメント規程と合わせ組合として4回にわたる公開質問状や要望書を法人へ提出しました。また、同愛会の新規程になかった改正法の努力義務事項の一部を実施することが労働安全衛生委員会で決定され、それが職員に周知されました。日の出福祉園は育児をしながら働き続けられる職場作りに、同愛会の他の事業所よりも一歩先んじています。
支援現場の人手不足は年々厳しくなっており、このままでは利用者さんの事故、職員の健康障害が頻発することが予想されます。職員の健康問題は利用者支援と直結しています。労働安全衛生活動をしっかり行なうことで職員が長く働き続けられる職場になります。そうなれば日の出福祉園で働きたいと考える人も増えるでしょう。労働安全衛生委員会の労働者側委員は労働者代表が推薦します。引き続き、労働組合や労働安全衛生委員会などの活動を通して労働者代表の職責を果たしたいと思います。次年度もよろしくお願いします。
医務 林武文