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プレカリアートユニオン
2016年10月30日 — ブラック企業「アリさんマークの引越社」が、プレカリアートユニオンの組合員に対し、違法に脱退工作を行っている証拠の書類を入手しました。
「示談書」には、組合員が、「プレカリアートユニオンを脱会、以後関係を断絶する」(!)ことを条件に、会社(株式会社引越社関東)が問題解決金としてお金を払う旨が記載されています。これは、労働組合法7条3号違反の支配介入という不当労働行為の動かぬ証拠。ここまで分かりやすい証拠は、なかなかありません。
組合は、会社に対し、東京都労働委員会に不当労働行為救済申立を追加し、明日、10月31日付で審査の実効確保措置勧告の申立を行います。
この「示談書」は違法・無効ですから、万が一サインしても、お金を受け取っても、組合を脱退する必要はなく、裁判も継続できます。会社から受け取ったお金を返す必要もありません。会社から受け取ったお金はそのままもらっておいて、従来通り、請求し、交渉・裁判をすることが可能です。「示談書」は、会社の違法行為の証拠なので、ぜひ保存しておいてください。会社から呼び出されたときの音声を録音できれば、さらに会社の悪事を明らかにすることができます。
現在、脱退届けを提出してしまったけれども、会社の脱退工作は違法と知った組合員から、脱退届を撤回する申し出が相次いでいます。会社に騙されて脱退届けを出してしまった方は、組合まで、脱退届けを撤回する連絡をしてください。未払い賃金、弁償金は全額請求しましょう。
組合の脱退や関係断絶を条件にお金を払うことは、憲法で保障された団結権を侵害する、労働組合法違反の不当労働行為です。不当労働行為によって締結された合意や示談は、公序良俗に反するものとして無効です(民法90条)。
例えば、強盗に入る代わりにお金を受け取るという契約は、契約書を取り交わしていたとしても無効です。
または、愛人になるという契約をし、その通りにしなかったからといって、もらったお金を返す必要はありません。
なお、明日、10月31日(月)13時から、東京都庁第一本庁舎南棟38階の東京都労働委員会で、会社の不当労働行為について救済申立をしている件で、組合側の証人尋問が行われます。誰でも傍聴可。応援の傍聴歓迎です。11月18日(金)13時30分からは、恫喝動画に登場するアリさんマークの引越社のあの2人が証人尋問されます。こちらもぜひ傍聴してください。
11月18日アリさんマークの引越社You Tube恫喝動画に登場あの井ノ口晃平副社長らが佐々木亮弁護士から徹底的に証人尋問される!→http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20161002/1475396137
「アリさんマークの引越社」不当労働行為事件の証人尋問日程
会場:東京都庁第一本庁舎南棟38階・東京都労働委員会
2016年10月31日(月)13時~17時 組合側証人の尋問
2016年11月18日(金)13時30分~17時 会社側証人の尋問※恫喝動画登場の2人
「アリさんマークの引越社」の何が問題か、弁償金を取り上げられたらどう対応できるか、集団訴訟への参加方法などはこちらをご覧ください→http://www.precariat-union.or.jp/case/arisan.html
「どうしてそんなに(事件が)大きくなっちゃったんですか?」
「なんでやろなぁ……」
アリさんマークの引越社に電話で聞こう
(アリさんマークの引越社 0120-77-2626)キャンペーン開催中!
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