ジャーナリストの浅野詠子さんは、医療観察法廃止!11.24全国集会で制度の内側から批判的に関わる事も重要だと語りました。それがなければ公益通報も内部告発も行われなくなる、と。
ここのところ、秘密保護法案をめぐって各方面で内部や関係者から反対、懸念の表明が相次いでいます。
しんぶん赤旗で証言した現役陸上自衛隊幹部(霞ケ浦駐屯地業務隊)の島田雄一1等陸尉。反対集会で懸念を表明した元警察幹部(元北海道警釧路方面本部長)の原田宏二氏。そして、政府の原発再稼働に警鐘を鳴らす現役キャリア官僚作家の若杉冽(仮名)。
同愛会東京事業本部の移動支援・重度訪問介護不正請求事件も、実績報告の改ざんにあたっていた組合員が、執行委員会で組合の仲間に相談したことで明らかになりました。その人は事件の当該としてその後の団体交渉に参加し証言、事態の改善を求めて交渉を重ね、高山理事長は日の出福祉園で3回にわたって説明会を開催するに至りました。しかし、その後事件は風化しつつあり、日の出やハイム職員に対しては説明会のやりっ放しと言わざるを得ない現状ですが、組合は引き続きこの問題に取り組んでいます。
私たちの職場社会福祉法人同愛会、とりわけ東京事業本部に存在する組織運営の不透明さはそのまま、働く職員の将来の不透明さにもなっています。「うちの若い職員は、ここは腰掛けだと考えていますよ。みんなそうですよ。」という中堅職員の声を聞けば、本当に悲しくなってしまいます。
組織運営にかかわる古参、中堅幹部職員にぜひ考えてほしいのは、見て見ぬ振りは組織の劣化に加担することだということです。「上からの指示だから。これが仕事だから。」というのは、自分への言い訳に過ぎません。組織を良くするも悪くするも、組織の成員であり管理運営に携わる管理職のみなさんです。(ジジ)