第7章 日本軍「慰安婦」問題とジェンダー
日本軍「慰安婦」問題については,国連の各人権条約機関は度重なって厳しく勧告していますが,今回の委員会による審査の直前に日本維新の会の共同代表であり大阪市長である橋下徹氏が,「軍隊に『慰安婦』制度は必要であった,在日米国海兵隊司令官に風俗業を活用してほしい。」などと発言しました。委員会はこの点も重視し,総括所見19項において,一般的意見3(2012)を踏まえて,即時かつ効果的な立法的及び行政的措置をとり,「慰安婦」の諸問題について被害者中心の解決策をとるよう強く求めました。・・・・