2012年09月

福祉の本から 3 降りていく生き方

 降りていく生き方「べてるの家」が歩む、もうひとつの道、はフリージャーナリスト横川和夫氏によって2003年3月に刊行されています。 
 障害の状態も程度も一人ひとりが違い、かかわり方も決まりがあるわけではない事を断っておいて、「べテルの家」に関しての読後感に入ります。
 
 ともすると障害を治すとか軽くしたいとか悪化させないとかが支援者の役割と思われがちですが、べてるの家の考え方は障害をそのまま自分が受け入れることから始めるのです。そのためには先ず社会生活を営む中でこびりついた不要なものに気付き取り除いていく。私が説明するより文中から拝借したい。
 北海道浦河町の教会がべてるの家の拠点となる前から障害者とかかわってきた向谷地生良さんの言葉をそのままお借りします。
 『私たちは近代化や合理化を通じて、人間として本来持っている基本的に大切なものの上に、学歴とか経済力とか便利さとかを、オプションのようにプラスアルファの価値として身につけてきた訳です。回復するという事は人間が人間であるために、そういう背負わされた余計なものをひとつずつ取り去って、本来の自分を取り戻していく作業なんです。何をしたら良いか何をしてあげなければならないかではなく、何をしない方が良いか、何をやめるか、つまり足し算ではなく引き算がべてるの家のキーワードなのです。それが降りていくということであり、そうする事によって人間が本来持っている力を発揮できるようになっていく、という考え方なんです。』
 何を言っても実績が伴わなければ相手にされないのが現代社会だが、その考え方を受けた障害者の変わり方がまた驚きの連続で、人前で自分の障害について講演してしまう、年商1億の商売を切り回してしまうなど、健常者でもなかなかできない事をどんどん実践してしまう。
 基本的な考え方が誤っていなければ、根気よく話しを聞き、自分で考え気付いてもらう。それを受け入れてくれる人がいつでも近くに居ることで、驚くほど人間が変わってしまうのです。
 人をひとりの人格として尊重するとはこういうことなのだと気付かせていただきました。
 また「この人の介助はこうするべき」のような、それも末梢的な方法論をしばしば耳にします。介助の質を高めるために福祉業界は、介助者が自ら考え実行するという工夫や創造の領域を尊重するべきだと思います。
                                                              よんく
 

精神障害者問題を巡って喫緊の問題

皆様

私の専門分野(笑)で起きている一般社会の在り方にも重大な影響があると思われることを1つご報告しておきます。

8月28日付けで日本発達障害ネットワークは以下の「大阪地裁で判決のあったようなアスペルガー症候群等の被告人への対応についての意見書」を出しました。
私は医療観察法に反対していますが、その理由の1つに、その中で行われる内省プログラムにより10人を超す自殺者を出していることがあります。意見書はそうした実態を見ず、無批判に英国のブロードモア体制を賛美し、医療観察法も評価しています。
英国では、地域強制精神保健システムが構築されており、事件が起きると地域の責任者の責任が問われます。地域社会の医療化と監視が進んでいるのです。イタリアではご存じのとおりバザーリアの精神医療改革ににより、精神病院はほぼなくなり、更に現在司法精神医療病棟の廃止に向かっています。

今、日本は膨大な病床を持つ私立精神病院と医療観察法施設が同居しています。強制的内省プログラムは拷問です。患者の権利法を含んだ医療基本法の制定は既に提案されています。日本社会の行方にこれらの問題は大きな選択を迫っています。

関口明彦 拝

CMLより転送。内閣府障害者政策委員を務める関口明彦さんのメールです。   (ジジ

10月の勤務について 事務折衝で決まった事は?

10月の勤務表が出ましたが、生活棟以外はまだ公休番号が記載されたものが配布されていません。生活棟も指定休には番号がついていません。

社労士が同席した事務折衝で決められたことが守られない。この事務折衝は団交での労使合意の下で開催されているのですが・・・

本日、コーディネーターに決定事項が実施されない事、実施の遅延の連絡すら組合にない事に強く抗議し、その改善を求めました。10/1以降に実施するとの回答でしたので、今後はハイム、ルクル、プロシード、デイ、すべての部署で事務折衝での決定事項が実施されるでしょう。

社労士さんが言うように、法令遵守した労働条件の整備は、第一義的に管理者の責任です。しかし、同時に作成者だけの責任にはできない問題でもあります。
他人任せにせず、私たち職員一人ひとりが、労働基準法や労使協定が守られているか?読んだ職員が疑念を抱かないで済むような勤務になっているか?みんなでチェックして、みんなで改善していきましょう。     (ジジ

とんでもない!自己責任 福祉は権利!

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一人夜勤問題続報

9月24日に日の出福祉園施設長に抗議に行った際、施設長は「Aのこの問題があるから…」と人差し指を上下させながら、口に指を当てて声をひそめて私に目配せしました。A職員に健康問題があるのなら、なおさら一人夜勤を許可したのは問題です。しかし、その背景に何かしらの当該職員の健康問題があるのならば、大勢の職員のいる事務室では話せません。そこで、私はそれ以上問わず、長時間労働とメンタルヘルス問題の一般的な話をし、コーディネーターが他棟、他部署と連絡調整を怠った事に抗議しました。

昨日、労働安全衛生委員会にコーディネーターの出席を求め、A職員のどんな健康問題があったのか説明をしてもらったのですが、「健康問題は知らない。」次は施設長に説明してもらいましたが、「Aが疲れていた様子を話しただけ。」と回答。つまり、一人夜勤の背景となるようなA職員の健康問題など存在しなかったのです。「ならば何で口に指を当てて声をひそめたのか?一人夜勤をしたから疲れているのは当たり前。」と伝えましたが、施設長の明確な答えはありませんでした。
これは一体どういう事でしょうか?まさか、施設長は私の抗議を遮るために、ありもしないA職員の健康問題を、その場しのぎにでっち上げたのでしょうか?

まともな組織なら、他棟、他部署に連絡調整もせずに一人夜勤にゴーサインを出したコーディネーターは懲戒処分でしょう。利用者の安全管理を怠ったからです。
さて、日の出福祉園ではどういった裁定がなさるのか?もしウソで抗議を遮るような組織ならば、処分など何もないでしょう。

そこまでひどい組織ではないと信じたいですが…              (ジジ
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