日比谷公園に全国から一万人もの障害者が集まるようになって今年で6年経ちました。
民主党政権に変わり、自立支援法の廃止とそれに替わる障害者総合福祉法を作る事が決まっています。今年の大フォーラムは、障害当事者が参加した障がい者制度改革推進会議がまとめた骨格提言を、その障害者総合福祉法にしっかりと反映させるように求める集会でした。
今年はJDFの主催。われらが日の出福祉園で、園内メールで職員に参加が呼びかけられたのは、今年が初めてでした。また、大フォーラムで全国「精神病」者集団の山本真理さんが医療観察法の廃止を訴えたのも、今回が初めてだったのではないでしょうか。
コーディネーターの藤井克徳さんが言ったように、障害種別、立場、地域、過去を超えて障害者が一堂に会して運動に取り組んでいます。障害福祉分野では養護学校の義務化以来、「発達」をめぐって意見の対立が長くありました。具体的には、養護学校や入所施設の評価をめぐるもので、運動団体も○○系、□□系と類別されていました。今、当事者、支援者、行政、政治家は国際的なインクルージョンの流れに合わせて、日本にノーマライゼーション社会を実現しようと共同しています。
恥ずかしながら、私は骨格提言を読んでいません。これからの半年間で、障害者総合福祉法の中身が左右される、と言う藤井さん。私たちも、骨格提言をきちんと読みこなして、今後の政府の動向を注視していきましょう。それが私たちの、業務ではない福祉のしごとだと思います。 (ジジ)