2011年09月

園祭が終わって

楽しかった園祭「サンサンフェスタ」が終わりました。
午前中雨も降りましたが、午後からは晴れてスッキリ。みんな遅くまで残って準備したかいがありました。台風で帰宅難民となり、園に泊まった人もいました。

でもみんな超勤はつけてる?サービス残業?用がある人は帰りづらくなかったのかな?
 
ここはむずかしいところ…この仕事、雇用契約という権利義務関係だけで割り切れるものじゃありません。私自身も過去には、秋祭りの企画運営やら利用者の送迎やらキャンプやら、職員ボランティアはたくさんやってきました。超勤申請なんか思いもつかなかったし、仲間と遅くまで残って準備した経験は、とても楽しかった思い出です。で、今回私自身も超勤申請していません。まあ、年に一度のお祭りなんだから、超勤なんて言わずにみんなで一生懸命にやろうぜ!
 
でも、子育てや介護で早く帰らないといけない人は?町内会やサークルなど地域で大事な用がある人は? そして何より、自身に休養が必要な人は?
 
一生懸命なのはいいことです。でも職員みんなが同じ条件で生活しているわけではないという、当たり前の事実を見失わないようにしないと、その一生懸命さは残酷なものになってしまいます。
 
福祉職場には少なからずボランティアマインドが求められます。労働組合として、どこまできちんと労働の対価を求めていくのか?とてもむずかしい問題です。でも、だからこそ多くの職員の健康実態や生活状況をもとに、労使間である程度の線引きをしていかないといけないと思いました。

また、職員ひとりひとりにも、目の前の仕事だけ見ていても見落としがちな同僚の生活背景にも目を配り、お互いに配慮し合えるような仕事をしていく事が求められていると思いました。
                                   (ジジ

池井戸潤「最終退行」小学館文庫

イメージ 1「下町ロケット」で145回直木賞を受賞した池井戸潤の原点とも言うべき「最終退行」結構いけますよ。

舞台はバブル崩壊後の大手都市銀行・東京第一銀行羽田支店。手柄は自分、責任は部下という銀行管理部門に取り入るのに長けた支店長・谷。人事をちらつかせ厄介者にパワハラする人事部人事コーディネーター橋爪。その橋爪からの理不尽な異動命令を蹴り退職した塔山の不可思議な行動。その謎を追う主人公の副支店長・菅沼が巻き込まれた会長派と専務派の権力闘争。勝利したかに見えた会長派の前には、どんでん返しの罠が。伏魔殿と化した一流企業の中で蠢く上昇志向と自己保身のみのエリート達。

戦後史に度々登場し何人もの企業経営者を罠にはめた旧陸軍の謎の隠蔽資金・M資金。それが縦軸となり武士の一分とも言うべき菅沼の闘いは、よりスリリングに。今までにもM資金を題材したミステリーはあるが、著者が旧三菱銀行のエリートだっただけにそのリアルさは秀逸。金融界小説はどうも、という諸兄でも手形と小切手の違いさえ分かっていれば大丈夫。

それより何より谷や橋爪や会長の名を自分で思い当たる名に置き換えて読むとどんな職種、職場にも当てはまりドンピシャ請け合いです。                                      
(怒髪天)

「災害時における知的・発達障害児者の支援について」

国立のぞみの園福祉セミナー2011
「災害時における知的・発達障害児者の支援について」
 
「災害時における発達障害児者の支援」(田中康雄 北海道大学大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター)支援現場に余裕のない今の被災地の支援現場では、外部機関が介入して発達障害を顕在化させるべきではないとの意見でした。田中先生は気仙沼市の児相、南三陸町の保育所に支援に入ったそうです。子どもだけでなく人間への視線が温かくて、飾らない言葉で熱く語る田中先生の姿が印象的でした。
 
「災害時における多職種連携の実際」(大塚俊弘 長崎こども・女性・障害者支援センター所長)
ソーシャルワークか瓦礫撤去のような力仕事かに関わらず、被災地に行く全てのボランティアが派遣前に学ぶべき内容でした。長崎県こころのケアチームは、新潟県中越大地震の被災地でも活動していました。被災地支援と通常業務を区別するために、派遣チームは現地で解散式を行った方がいい事、帰って報告を行なう事などかなり実務的な内容で参考になりました。
  
「福島第一原発被災施設からの報告」(寺島利文 社会福祉法人友愛会光洋愛成園施設長)
とても生々しく切実な報告でした。原発から10キロ以内にあった友愛会は、現在69人の利用者が群馬の国立のぞみの園に避難しています。予定時間が過ぎても、寺島さんは「話したいことはたくさんある」とおっしゃっていました。いつ帰れるのか?本当に重い問題だと思います。
  
シンポジウム 災害時における障害者支援について~災害時に何ができるのか、何が必要なのか~
有賀道生(のぞみの園診療所長)をコーディネータに、大塚俊弘氏、砂盃美樹枝(高崎市子ども発達支援センター所長)氏田照子(日本発達障害ネットワーク副理事長)、勅使河原伸悦(のぞみの園主任生活支援員)がシンポジストでした。のぞみの園の被災地支援の様子も映像で報告されました。参加者からの質問も多く、時間があればもっと重要な意見が出たと思いました。
  
長丁場でしたが、とても有意義なセミナーでした。研修資料を見たい方は連絡してください。                                      (ジジ

被災地報告-3

宮城県の海岸線は北側がリアス式海岸ですが、南側は砂浜が広がっています。
白砂青松だった浜は例年多くの海水浴客で賑わっていたそうですが、今年はもちろん海水浴などできません。浜や海中にある多くの人工物を撤去できたとして、美しい砂浜を取り戻すためには、その後も多くのボランティアが必要になってくるのではないでしょうか?
 
宮城の子どもたちは、今後何年かの間はこの海で遊ぶ体験ができないでしょう。直接被災しなかった子どもたちにも、津波は大きな影響をもたらしています。そして、それは原発事故のあった福島の子どもたちも同様でしょう。あらためて被害の大きさを感じます。                                                        (ジジ
イメージ 1
                                                                                                              七ヶ浜町
イメージ 2
                               名取市 仙台空港近くの海岸。防波堤の修復工事。8.24
プロフィール

人間平等!

最新コメント
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ