チャンスは1回きり?
ー第3回団体交渉についてー

7月21日本日、法人から、前回の積み残しである議題を全て次回で終わらせて頂けないでしょうか?という連絡がありました。その議題とは以下のものです。


6.2021年4月1日施行予定の契約職員就業規則・給与規定について
 ① 非常勤契約職員に常勤契約職員同様に職務手当、扶養手当の支給を規
  定すること
 ② 常勤、非常勤に関わりなく、賞与を「支給することがある」という曖
  昧な規定を廃し、正規職員同様に支給を明記すること
 ③ 常勤、非常勤に関わりなく、休職期間を傷病手当受給期間とすること
 ④ 常勤、非常勤に関わりなく、雇用契約を更新した職員の昇給を明記す
  ること  
    
7.無期転換職員就業規則について
 ① 定期昇給を明記すること
 ② 無期転換の権利が発生した職員への事業所側の周知義務を明記するこ
  と

次回で終わらせるということは、組合からすればたった一回で交渉打ち切りということです。何かしらの合意形成に至るか?至らないか?議論を尽くさないとわかりません。団交の始まる前にこのようなことを組合に打診するとは、法人はいったい何を考えているのでしょうか?誠実交渉義務を放棄しているのと同じことです。

当然、こんなことは受け入れられません。チャンスが1回きりならば、組合は時間無制限、徹夜団交を要求することになるでしょう。そんなことは現状では非現実的ですから、組合は2時間ルールの常識的対応をしています。法人も非常識的なことを組合に求めてはいけません。(林)